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2017年11月 9日 (木)

耐力壁

島根県雲南市

K様邸新築工事

今日は、耐力壁の施工状況を確認しました。

耐力壁は、内外装の工事完了後では正しく工事されたか分からなくなるため、施工中の確認が大事になってきます。

施工前に大工さんと施工方法を打合せ、今日は打合せ通り工事ができているか施工途中の確認となります。確認の結果、問題なく施工されていました。

今後は、耐力壁施工完了後、自主検査を行い第三者機関の軸組検査を受けて行くこととなります。

写真は、面材耐力壁の施工状況です。

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□耐力壁の基礎知識

日本に住む限り避けて通れない地震や台風。

耐力壁は地震や台風の力に耐えるため、もっとも重要な構造要素となり、地震などが発生したときの水平方向にかかる力を受け止め、変形を抑える働きをします。

耐力壁は「筋かい」と「面材耐力壁」によってつくられます。

筋かいは、柱と柱の間に斜めに取り付けた部材によって地震や台風のときに生じる建物が倒れようとする力に抵抗します。

面材耐力壁は、構造用面材のパネルを規定された間隔で釘を打つことによって筋かいと同じように耐力壁として使われています。

「筋かい」と「面材」の違いは、筋かいに比べて、面材はねばり強く地震に対し長く踏ん張れること。断熱材を入れるとき筋かいが邪魔にならないため、断熱材をきれいに入れられ、断熱効果が高くなる等です。

耐力壁はどこにでも入れれば良いのではなく、耐力壁をバランス良く配置し偏芯を確認すること。耐力壁の量や耐力壁直下率・柱直下率など事細かに確認することが大事になってきます。

素人では、パッと図面だけをみても何がどういう図面かは分からないと思います。

しかし、分からないからといって任せっぱなしでは安心な家はできてきません。

弊社は、専用のCADシステムを使い、素人にでも説明できるシステムを備えています。

地震から家を守ることは、大事な家族を守ることにつながります。是非、家を建てるときには建築会社に説明を受けて下さい。

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